【試し読み増量版!】
各メディアで話題騒然。もうひとつの20世紀アメリカ文学史を大胆不敵に描く、壮大なデビュー作にして、第73回読売文学賞(小説賞)受賞作。
「ジュリアンは私で、私はジュリアンだった」
作風は優雅にして猥雑、生涯は華麗にしてスキャンダラス。トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称された、アメリカ文学史上に燦然と輝く小説家ジュリアン・バトラー。
その生涯は長きにわたって夥しい謎に包まれていた。
しかし、2017年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる――。
発売当初より、佐藤亜紀氏、高遠弘美氏、伏見憲明氏、富士川義之氏、柳下毅一郎氏が推薦!
朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、毎日新聞、産経新聞、東京・中日新聞、北海道新聞、共同通信、新潮、群像、サンデー毎日、週刊新潮、週刊読書人、婦人公論、現代ビジネス、ONTOMO、TBSラジオetc.各メディアで絶賛。
もうひとつの20世紀アメリカ文学史を大胆不敵に描く壮大なデビュー長編小説にして、読売文学賞(小説賞)受賞作!
【推薦文】
・荻野アンナ氏(読売文学賞選考委員)
「フィクションがここまで輝くと、事実の方が色を失う。 大切な飴を舐めるようにしてページを繰った。」
・辻原登氏(読売文学賞選考委員)
「世界文学/日本文学をめくり返す、でんぐり返す快挙! ジュリアン・バトラーの冒険はフィクションの究極、脊髄を走る稲妻。」
・若島正氏(読売文学賞選考委員)
「エーコの『薔薇の名前』に比肩するこの野心作が翻訳されて世界中で読まれたら、どんな反響を呼ぶだろうか。」
・佐藤亜紀氏(小説家)
「米文学の最もスキャンダラスな時代、一際スキャンダラスに生きた恋人たちの生涯を、川本直は微塵の妥協もなく正攻法で描き切る。」
・高遠弘美氏(フランス文学者)
「『川本直は文藝批評家ではなかったのか』。本書を手にする誰もがこう思うに違いない。そう、これは川本直初めての壮大なフィクションであり、読者を言葉だけで作られた迷宮へと誘い込むきわめて面白い小説である。」
・伏見憲明氏(作家)
「予想を遥かに上回る大傑作。クィア文学の嚆矢、ジュリアン・バトラーに魅了された。その秘められた真実に打ち震えた! 」
・富士川義之氏(英文学者)
「事実と虚偽が入り乱れるポスト・トゥルース時代のデカダンス小説。その筆力には張りがあり熱い魂をもちポップな感覚のあふれる、異才作家のデヴュー作。こんな大胆な発想と実験性をもつ長編は最近読んだことがない。」
・柳下毅一郎氏(映画評論家・翻訳家)
「嘘の中に真実があり、現実のあいだにフィクションは生まれる。スキャンダルの祝祭たる二十世紀文学史のまっただ中に飛び込み、メディア・スターの幻像を泳ぐジュリアン・バトラーは世界文学を大胆に書きかえるのだ。」
※試し読み増量版では、第一章をまるごとお楽しみいただけます。
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