日本の現代美術史上、最大の問題作、
「犬」は、なぜ描かれたのか?
作者自らによる全解説。これは「ほぼ遺書」である。
「もちろん分かっている――美術作品の解説なんて作者本人はしない方がいいことは。だからこんな悪趣味は一生にこれ一度きりとする。本来無言の佇まいが良しとされる美術作品に言葉を喋らせたら――いったんそれを許可してしまったら――たった一作でもこれくらい饒舌になるという、最悪のサンプルをお見せしよう。ついてこれる人だけついてきてくれればいい。」(本文より)
日本を代表する現代美術家会田誠の23歳の作品「犬」は、2012年の森美術館展覧会での撤去抗議はじめ、これまでさまざまに波紋を呼んできた。その存在の理由を自らの言葉で率直に綴る。人間と表現をめぐる真摯な問い。
(目次)
I 芸術 『犬』全解説
II 性 「色ざんげ」が書けなくて
性と芸術の電子書籍ならmibonにおまかせください!レーベルの本、出版社の本、新刊コミックなどを手軽に読むことができる電子書籍サービスです。
一度ダウンロードした本はオフラインでどこでもお読みいただけます。
※boook-in-the-box (無料) のダウンロードが必要です。
そのままブラウザですぐにお読みいただけます。
ブラウザで読む際の動作環境はこちらをご確認ください。